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● よくある質問・英語の質問編8●

【Q-b8】

He appears to know it. のto know itは構造上どう考えればいいのですか?


【A-b8】

 to不定詞のあとにbe動詞(やそれに類する動詞)ではなく、一般動詞がくる場合は、to beのときのようにSVCと考えるのではなく、大きく見方を変える必要があります。

 一般動詞が来ると、述語動詞appearの比重が大変軽くなり、意味的にまるで「添え物」のようになってしまうという現象があります。英語の質問7で「セットで助動詞のように考える」と言ったのはそう言う意味です。つまり、上の例ですと、骨格はあくまでHe know(s) itで、appearはそれが「話者の見解」だと付け足している感じになるわけです。

 意味的に言うと、

◎意味構造◎

「彼はそれを知っている」←「と話者には見える」(=話者の見解)

という感じです。

 これは、

2.It appears that he knows it.(IT構文)

あるいは、

3.Apparently, he knows it.(文修飾の副詞)

としても、ニュアンスは違いますが、意味的には同じになります。  seemについても同じで、上の例文と同じように、2ならIt seems …、3ならSeemingly, …と書き換えることができます。こうなると、もはや「形容詞用法」として見ることに何の意味もなくなります。appear toがセットで、助動詞のような働きに変質していると考えてもいいでしょう。

 話者の見解を示す動詞や副詞はIT構文で書き換えられるような性質がある、つまり「ある事項について話者の見解を付け加えているという構造がある」ということは読解や和訳でたいへん役立ちます。ぜひ覚えておいてください。