topQ&A backnext

● よくある質問・英語の質問編3●

【Q-b3】

倒置が苦手です。基本を教えてください。


【A-b3】

 倒置というのは、<主語+動詞>の形がひっくり返ることを言います。ただ、本当にひっくり返るのはbe動詞など一部の動詞の時だけで、普通は、

助動詞+主語+(原形)動詞>

の順番です。結果的に疑問文と同じ形になっていることに注意してください。

(A)まず、neitherとnorの使い方を確認します。

1.I don't love him, nor do I love you. (彼のことは愛していないし、あなたのこともそうよ)

2.I'm not angry.---Neither am I. (わたし怒ってないわ。――ボクもさ)

 neitherやnorなどを文頭に使うと、倒置が起こっていますね。

(B)英語では強調したいことは、とにかく前に持ってきます。

This bad weather I can't stand!

(こんな悪天気、もう耐えられないよ!)

 これは目的語を強調するために前にもってきた例です。強調と言えば「強調構文」があります。

3. It is only in front of her house that I can meet her.

(彼女に会えるのは彼女の家の前だ)

 これも強調したいところを前に出しています。これ、普通の語順だと次のようになります。

4.I can meet her only in front of her house.

 じゃあ、3のようにメリハリを出すために強調部分を前に出してみましょう。

5.Only in front of her house I can meet her.(×)

 あれ? なんで5はバツなんでしょうか?別にこれでもよさそうですよね。じつはonlyに秘密があります。onlyは「唯一の〜」の意味ですが、〜以外の全部を否定しているということで「準否定語」と呼ばれています。「否定に準じた語」という意味です。

 notやneverの否定語やonlyなどがついた副詞句が強調のために文頭に出されると、(A)にあげた例文の1や2の現象、つまり倒置が起こるわけです。

6.Only in front of her house can I meet her.

 ちなみに、(1)のような倒置は文語的(つまり書き言葉)です。6のような話し言葉の例はあんまりないと思います。説明のためにやさしい文を使いました。  ところで、こんな例文はもうやっていますか?

A.Did he say it? ---So he did.

(彼がそう言ったの? そうですよ)

B.Did he say it? ---So did I!

(彼がそう言ったの? 私が/も言ったよ)

 Aは「彼が言った」ことに、たんに同意しているだけですが、Bは「私が言った」という新しい事実を述べていますね。さて、Bでだけに倒置が起こっています(<代動詞+主語>の形)。なぜでしょう? もちろんSoが強調のために文頭に出されたためです。逆に倒置が起こらないと、同意なんだか新事実なんだかぼやけてしまいます。倒置が起こるにはそれに対応した理由があるということです。