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●厨房の英文法(笑)・第11日目

●SVCはSVOとどこが違うのですか?

 しばしば言われるのはSVOのときは「S=Oとはならない」、SVCのときは「S=Cの関係が成り立つ」です。定義はこれでいいのですが、S=Cのイコールとはどういうことでしょうか?

 SVCにおけるV(動詞)で代表的なのがbe動詞です。

1.My name is Sam.「私の名はサムです」

 「私の名前=サム」と言っています。この場合、I = Samが成り立つのは簡単にわかりますね。また、Sam is my name.と主語と補語をひっくり返しても、英文は成り立ちます。

2.I am happy.「私は幸せです」

 この場合だとI= fineが成り立つと考えなければなりませんが、ちょっと変なかんじがしませんか?

 だってI は代名詞、fineは形容詞です。本当ならイコールであるわけでがありません。I = Samは感覚的にわかりますが、I = fine??

 つまり、ここのイコールは「同じ」の意味ではありません。ここが大切なのは、このイコールは「SとCは同じだ」と言っているのではなく、SとCで主語と述語の関係が成り立つの意味のイコールであることです。

 2はIが主語、fineが述語の関係になっていると考えて、はじめて成立します。

3.×I am happiness.

 おや、×がついています。I = happiness、「私」=「幸せ」、主語と述語の関係なら成り立ちそうじゃないか! なぜダメなの? そう言う人がいてもおかしくありません。

 しかし英語では「私」=「幸せな(状態にある)」は成り立っても、「私」=「幸福」とは言えないのです。なぜなら、「私」は「幸せという抽象名詞そのもの」ではないからです。

 また、1の場合とちがいHappiness is me.と言うとさらにおかしな文になることが確認できます。

4.One of my favorite words is 'happiness'.

 「私の好きな言葉のひとつが'幸福'だ」

 One of my favorite words = happinessとイコールで結んでもおかしくありません。これなら成り立ちます。また、Happiness is one of my favorite words.とひっくり返してもおかしくありません。

 さて、ここまではいいでしょうか。be動詞で結べるものはすべてSVCです。ちなみに、Cになるのは名詞と形容詞の2つだけになります。

 では、次はどうでしょうか?

5.Your plan sounds unreasonable.

 「君の計画は不合理に思える」

 さて、ここからが本番です。この文の文型は? 

 はい、SVCです。Your plane = unreasonableが成り立ちます。次はどうでしょう。

6.My father looks tired.「父は疲れているように見える」

 これもSVCです。My father = tiredが成り立ちます。

7.Your hands feel cold.「君の手は冷たく感じる」

 これもSVCです。Your hands = coldが成り立ちます。

 さて、5〜7はすべて動詞がbe動詞ではなく一般動詞(=be以外の動詞)になっています。

 be動詞の場合、明らかにS=Cが文の意味として成り立っていますが、5〜7は「S=Cだと聞こえる・見える・感じる」と言っています。be動詞とは文の意味の構造がちょっとだけ違っていますね。

 一般動詞のSVCの場合は、次のように考えてみてください。

 つまり、一般動詞のSVCは「S=Cが成り立っていると話者が知覚しているというのがおおもとの意味です。その点をおさえておきましょう。

 絵が下手でスイマセン。

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