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●厨房の英文法(笑)・第7日目

●文法において品詞はどのように大切なのですか?

 しつこいようですが(いや、実際にしつこいのですが)、文法で基本になるのは品詞です。もうやりましたね。そして、品詞の次に学ぶべきは文です。

 文と品詞とは切っても切れない関係です。品詞と文がわかれば、文法で大切なことはかなりの部分を身につけられたと言ってもいいでしょう。

 たとえば、前に出てきたI can run very fast.(私はとても速く走ることができます)という例文を覚えていますか?

 私たちが英語に接するときに実際に目にするのは、文の形がほとんどです。

 上の例を見てもらえばわかりますが、大文字ではじまって、ピリオドで終わっています。疑問文は「?」で終わりますし、まれに「!」で終わることもありますが、とりあえずピリオドで終わるものとしておきます。

 文を定義するのにもう1つの要素あります。文では主語と動詞が必要である、最小限その2つさえあれば文を作ることができることです。

 主語と動詞だけのもの、たとえばI run.(私は走る)はどうでしょうか。たしかに、これだけで立派に文が成立しています。

 では、品詞に注目してみましょう。

 Iは名詞、とくに代名詞です。canは助動詞、runは動詞、veryは副詞、fastも副詞でした。次に修飾関係を考えます。veryはfastを修飾し、fastはrunを修飾しています(助動詞は文字どおり動詞の補助をする品詞ですから、fastはcan runを修飾すると考えたほうがいいでしょう)。これで品詞と修飾についてはOKです。疑問点は残っていませんか?

 もし引っかかることがあったらもう一度考えてから先に進みましょう。

 では、次に考えるべきことに進みます。それは、文の要素です。

 文の要素とは何でしょうか?

 文字どおり文のなかではたす役割のことです。具体的には主語、動詞、目的語、補語(ほご)などのことです。

 あれ? ここでおかしなことに気づきます。

 主語、目的語、補語ははじめて出てきましたが、動詞と副詞はすでに出てきています。動詞は品詞であり、かつ文の要素であるということなのでしょうか。

 いえ、そうではありません。

 runを辞書で引いてみましょう。品詞は何でしょうか? 最初に「動詞」が出てきます。形はI can run…のrunと辞書のrunは同じですが、I ran in the park yesterday.だとranは辞書のrunとは違う形になっています。つまり過去形になっていますね。

 すなわち、品詞における動詞のrunと、文の要素における動詞のrunは違うものなのです。後者はranになったり、runningになったりします。文における動詞のことを、品詞に置ける動詞と区別するために述語動詞(じゅつごどうし)と呼ぶことがあります。この呼び方をぜひ覚えてください。

 いいですか、品詞における動詞と、文の要素に置ける動詞は違います。そして、後者のことを「述語動詞」と呼ぶのです。しっかり頭に入れましょう。

 次に主語について考えましょう。I can run very fast.では、主語はどれですか? Iですね。Iの品詞は? 代名詞、つまり名詞です。

 ここでとっても大事なことが出てきました。辞書で名詞とされているものは、文では主語になるということです。形容詞や副詞が主語になることはありません。考えてみると当たり前なんですが、この当たり前のことがとってもだいじになるのです。なぜなら、最初に名詞が出てきたら、それを主語だと考えて、次のそれに対応する動詞を見つければ、文の骨格がわかってしまうからです

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