top  

●秋からの学習のポイント●

 夏休みが終わり、秋からどのように受験英語学習を進めればいいかを考えてみましょう。

○ 志望校の過去問を道しるべに

 夏の勉強では志望校の過去問をやることの勧めてきました。秋はそれを指針に、「合格点をとるにはどうしたらいいのか」を考えながら勉強するようにしてください。

 まだ過去問を四苦八苦しながら解くだけでは、具体的に何をやればいいのかわからないかもしれません。でも、まだぼやけていることも時間をおくと、だんだんと具体的に見えてくるものです。

 たとえば、「志望校では比較文化論が頻出しているが、自分はまだ比較文化の語彙が苦手だ」とか「語法の難しい問題が出ているので、本番までになんとか8割はとれるようにしておきたい」などの具体的な目標設定ができるようになるはずです。合格の近道は過去問研究からを、合い言葉にしましょう。

○ 模擬試験を中心とした勉強計画を

 秋は有力な模試が目白押しです。勉強にメリハリをつけるためにも、模試を中心として勉強の計画を練るようにしてください。

 たとえば、毎月1回模試を受けるとして、「10月の模試前までに『英語総合問題演習 中級篇』を終わらせる」「12月の模試までに『英文和訳演習 上級篇』を終わらせる」といった感じで、模試を小さな目標にして勉強の計画をつくっていくといいでしょう。

○ 毎日、英語を読もう

 これは絶対です。たとえ10分でもいいので、毎日ある程度まとまった量の英語を読むことを続けるようにしてください。この時間は、英語力をつける骨組みになります。素材はどんなものでもかまいません。

○ 語法に取り組もう

 春からの勉強では文法→構文の勉強を強調してきました。この流れのなかで偏差値も少しずつ上向いてきた人も多いかと思います。秋から勉強では、もっと細かい分野にも目を向けていくことになります。1つは語法です。

 語法とは、わかりやすく言うと単語1つ1つの使い方のことです。最近の学習辞書、とくに売れに売れている『ジーニアス英和辞典』『ニューアンカー英和辞典』など受験用の辞書にはこの「語法情報」がかなり網羅されています。

 普段から辞書を引いて、語法情報も頭に入れてきた人もいるかもしれませんが、まあ、そんなに多くもないでしょう。そんな人は、やはり問題集で入試に出る問題をどんどん解いていくしかありません。

 いちばん手堅い語法の問題集は『新・英文法問題演習』のPart IIです。この本で最低限覚えるべきものはおさえられます。国公立狙いで英語はそれほど時間をかけられない人もこれくらいはやっておきたいところです。

 しかし、近年の「語法ブーム」ではさらに細かい語法が出るようになっています。ですから、難関私立狙いの人はとくに1点でも多くとってライバルに差をつけたいはず。そんな人は定評ある英文法・語法の問題集をなるべくたくさん解いてください。

 自分は気に入っていれば本は何でもかまいませんが、いちおう羅列しますと、『精選英文法語法問題シリウス』(旺文社)、『英文法・語法問題のトレーニング(戦略編・演習編)』(Z会)、『英語頻出問題総演習』『頻出英文法・語法問題1000』『入試頻出英語標準問題1100』(桐原書店)といった語法の充実した問題集がいいでしょう。

 一定量以上解くことで、文法の復習と同時に語法情報の充実を図ってください。語法は量と繰り返しが肝心です。難関私立志望者は最低2000問、できれば3000問以上を解くようにしてください。